『こちとら石屋なんだから、石のことだったら任しちくんにぃ』
さすがにお客様の前では言いませんが、いつもこの精神でがんばっております。
『ちょいと、おまいさん。でも、なんだってお墓っちゃ石じゃないといけないのかねぇ』
どこからともなく、ふとこんな声が聞こえたような・・・。
確かにお墓が石じゃなくてもいいや、ってなれば石屋は商売あがったりだっぺなぁ。
現に散骨だったり、樹木葬なんてのもあっから早速ネットで調べてみっぺ。
ん~千引石ねえ。お墓ディレクター試験にでたなぁ。でも散骨や樹木葬をお考えのお客様を
説得するのに日本神話もちだして難しい話はじめたところで納得してもらえっぺか。
木だと腐っちゃう。鉄だと錆びちゃう。プラスチックってのもなんだし、ステンレスじゃ
冷たいかんじがする、ましてや宝石なんかじゃ盗まれっぺ。
∴ 永代の墓標として残していくためには石なんです。それも御影石で造るんですよ。
っと、こんなとこかなぁ。
確かに耐久性という意味では石は最も雨風に耐え長持ちすっぺなぁ。
でももっとお墓が石じゃなくちゃいけない大きな理由が
日本人の心の中にあるような気がすんだけっじょなぁ・・・。