グレースブログ

江戸っ子店長のひとりごとだっぱい! -お墓のしまい方の一席-

 

昨今よく耳にするようになった『墓じまい』。弊社でも毎年数件承っております。

お寺さんとの話の中でもよく出てくるワードになりました。

そんな中、今年『墓じまいはこうあるべきなんじゃないかなぁ。理想かもしれないなぁ』

というお客様がいらしたのでご紹介したいと思います。

 

そのお客様は女性の方でご自分の実家のお墓を守っていけなくなったので

やむなくお墓を整理し、ご先祖様のお骨はお寺内の永代供養塔に移動されました。

 

こちらが長年手を合わせてきたご実家のお墓

抜魂後解体し、お骨を移動しました

 

その後お客様から「長年手を合わせてきた父母の墓石を処分することにとても罪悪感

を感じているんです」とのお言葉があり

『どうしてもお金のかかってしまうことですが、思い切って撤去した墓石で何か形に

残せる物をつくりませんか?』とご提案させていただきました。

様々な候補があったのですがシンプルで邪魔にならないサイズということで

制作することになりました。

 

制作風景

完成品

手のひらに収まるサイズで大変喜んでいただきました。

 

現在は父母の思い出の写真や品物と同じ棚に飾っていただいております。

 

『墓じまい』は時代の流れと共にこれからも益々増えていくと思われます。

その際はこのお客様のように墓石の一部でモニュメントをつくり残していく。

これが墓じまいの理想的な形ではないでしょうか。

 

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