今年の梅雨は随分せっかちとみえて南東北も梅雨入りしたようです。
なんでも去年より20日早いんだそうで『その分ちゃっちゃか梅雨明けしてもらうかんねぇ』
ってな気分です。
6月に入りまして、すでに3件のご納骨のお手伝いをさせていただきました。
そのうちのお施主様大爆笑の一席でございます。
空港からさほど遠くないところにある墓地というのもあり結構な低空飛行の旅客機が
上空を通過いたします。
『デカいなぁ。。もうここらへんから着陸態勢なのか。あんなデカい鉄の塊が空を飛ぶなんて
未だに信じられないなぁ。』ってな調子で空を見上げておりますと
どこからともなく「ピ~ヒャララララァ」っとトンビの鳴く声が聞こえてきました。
『これまたデカいなぁ。翼の端から端まで2m以上あっぺねぇ。雄大な姿だねぇ。』
大きな空を我が物顔で飛んでいるトンビに見惚れておりました。
っとそこにどこからともなくカラスの登場とあいなりました。
ピ~ヒャラvsカ~カ~なのであります。
縄張りを主張しているのでしょうか。カラスが猛然とトンビにむかっていきました。
『スゴいなぁ。こんなの見たことないぞ。カラスぶつかっていってるわぁ。
生アニマルプラネットだわ。』
一瞬縺れ合いながら二羽が直滑降で落ちていきます。その後離れ離れになったかと思えば
またカラスがむかっていきます。
結局は痛み分けでどちらもどこかに飛んでいってしまいましたが
カラスのガッツにちょっぴり感動させられました。
『いや~スゴいものみせられたなぁ。ここら辺じゃぁこんな光景が日常茶飯事なのかねぇ。
うちの子供達にも見せたかったなぁ。ん~~スゴかった。って言ってる場合じゃないよ。
そろそろお客様来るだろうから掃除終わらせなきゃなぁ。』
と掃除を初めて5分少々だったでしょうか。塔婆立の下の方に目をやると
『ウソでしょ。なにこれ巣じゃん。鳥の巣じゃん。卵あるじゃん。かわいらしい卵だなぁ。何の鳥かなぁ。
持って帰って孵化させてみっかなぁ。』
直径2・3cmのかわいい卵が5個?あるようです。
無事に孵化できるように祈っております。
『どぉれ最後に墓誌を拭けば大体終わりだなぁ。さっさと拭いちゃうべ。』
っと墓誌を拭き始めて間もなく目に飛び込んできたご先祖様が
「トリ享年95歳」
マジかぁ。。