先日、ラグビーマガジンを買うべく本屋さんに行きました。
ラグビー不毛の地であるこちら白河にてラグマガを購入するのも
なかなか大変でございまして、限られた本屋さんにしか置いてありません(涙)
とはいうものの、しっかり本命のラグマガが購入でき、
ご機嫌で店を出る際、ドアの所で入口が狭かったせいか、
おばあちゃんと譲り合うような感じになってしまいました。
おばあちゃんが「どうぞどうぞ」と小生を先に通してくれようとしたので、
『いやいやお先にどうぞ』っと年配の方に入口を譲って差し上げました。。
それだけなら良い話で終わるものの、すれ違いざまにおばあちゃんに向かって
『レディーファーストってやつですよ。』って言ったら、
耳が遠かったのか完全無視され、挙げ句に後ろにいたおばちゃんに
クスッと笑われてしまい、ほろ苦い秋をスタートさせた江戸っ子でございます(汗)
随分とまくらが長くなりましたが、先日ご納骨のお手伝いをさせていただいた際、
そのお客様とは個人的にも親しくさせていただいていたこともあり、
法要にも参席させていただきました。
法要後、ご住職様が「本日は49日と百か日の法要を執り行いましたが、
49日は閻魔大王のお裁きが下る時で、この故人は家族から供養を
してもらえるような人格だったのかを見ているんです。
これだけの方が集って亡き故人のご冥福を祈っていただいた訳ですから、
無事あの世に旅立たれたことと思います。
また、百か日とは卒哭忌(そっこくき)ともいいまして、
それまで悲しみに暮れていた家族や親類が故人の死を受け入れ、
悲しみに区切りをつけ前を向いていく。いわば故人の死に対して
残された者が心に区切りをつける大切な法要なのです。」と説法されていました。
百か日法要について無知な小生にとってはえらく胸に響く説法でした。
大切な人とのお別れは大変つらいものです。
それでもいつまでも下を向いているのではなく、
上を向けとまでは言いませんが、前を向いて行きなさい。と言われたようで
改めてご法要の大切さを感じるとともに良い説法が聞ける機会をくださった
お客様に感謝の一日でした。