あなたにとってお墓とは何ですか?
先日お世話になっているお寺様とお墓について話をしていた時、上記のような
話になりました。
「皆さんにとってお墓とは何なんでしょうかねぇ」
『まるで墓石が亡くなった方そのもののように話しかけているのを目にします。』
「そういう方がいらっしゃいますかぁ。確かにお墓は亡くなった方そのものかもしれません。
ゆえに、何年か放置されているお墓を見ると切なくなりますよね。」
そのお寺様にも寺院内墓所がありますが、あきらかに何年もお参りに来てない墓石
があります。勝手な見方かもしれませんがとっても寂しそうに見えます。
「親族が遠方に行ってしまったので、なかなかお墓参りに来れないみたいです。
仕方ないと言えば仕方ないのですが・・・」
昔だとその家の方がいなくなってしまっても近くの親類がお墓を守っていたようですが
今はその親類さえいなくなっている家が多いのだそうです。
そう考えると、永代供養や樹木葬などを利用する人が増えてきているのも頷けます。
アニメのサザエさん一家のような家が減っていき核家族化が進んだ。と言われるようになって
久しいですが今やその家族も個人個人それぞれになってきているように思います。
そうなると家単位のお墓よりも個人個人のお墓となっていくのは必然かもしれません。
最近お墓は要らない。とおっしゃる方が増えてきているそうです。
しかし、あくまで個人的意見ですがお墓は無くなりません。
何故なら亡くなった方に対して手を合わせる気持ちは今も昔も変わらないからです。
ご先祖様に対して日々の報告をしたり、昔話をしてみたり、時にはお願い事を
してみたり・・・
これからもお墓とはそんな場所であってほしいと思います。