2月13日の地震により墓石等の修復依頼をいただいておりますが
現場確認に歩いている途中で白河の歴史に触れることが出来ました。
わたくし、みちのく白河に移り住んで早18年近く経とうとしておりますが
初めて知った古跡でしたのでブログにアップなのだ。なのであります。
場所は九番町の辺りなのですが、稲荷山という小高い丘?のような所で
少し登ってみると公園のようなものもありました。
近辺の記念碑か墓石のようなものが倒壊しているので確認してもらいたい。
ということだったので、とりあえず登ってみるとどうやら幕末の歴史上
かなり重要な場所であることが発覚いたしました。
この稲荷山では戊辰戦争時、白河口の戦いがあった所のようです。
奥羽越列藩同盟率いる東軍と新政府軍の西軍とで激しい戦があった場所でした。
そして敵味方関係なくその戦いによって亡くなられた方々を供養する記念碑が
ありました。
味方は元より敵の兵までも供養する白河の人々の懐の深さに脱帽です。
普段本など読まないわたくしですが個人的に歴史の中でも幕末に関する本は
若い時分から結構読んでいたもので、その舞台に150年の時を経て立てたことが
感慨深く、思わずその場で手を合わせてしまいました。
『会津鶴ヶ城や箱館の五稜郭まで続く東北の戦いの火ぶたが切って落とされた場所
がここなんだぁ。随分と多くの方が命を落とした場所なんだなぁ。今じゃ子供が
走り回ってるわ。ナンだか複雑な気持ちになるなぁ。』
是非興味のある方は稲荷山の頂上に立って想いを馳せてみてはいかがでしょうか。