先日うちの息子が、「この前トラックにはねられそうになったケド
目をつぶってたら助かったゼェ。俺ってスゴくない?」と唐突に言い出してきやがりました。
私が『なんで、そんなに危なかったのにぶつからなくて済んだと思う?』と尋ねると、
「俺がスゴいから」というわけのわからない返答がかえってきました。
『こりゃぁダメだ。。いい機会だからちゃんと教えねば』と思い息子と向き合いました。
私『ちなみに、お前のどこらへんがスゴいんだ?』
息子「だって、絶対ぶつかると思ったのにぶつからなかったんだぜぇ。スゴくねぇ」
私『ん~、今のトコ全然スゴくないぞぉ。じゃぁ何かい?トラックにぶつからなかったのは
お前がスゴい人間だからで、自分のおかげだと思ってるんだな。』
息子「普通だったら絶対ぶつかってるって。それが大丈夫だったんだよ。スゴくなぁい?」
私『全然スゴくないわ。お前がトラックにはねられずに済んだのは誰かがお前を守って
くれたんじゃないかな。』
息子「マジでぇ!」
私『じゃぁ、誰が助けてくれたと思う?』
息子「ん~~、そん時チャン(息子は私のことをそう呼ぶ)はいなかったし誰かなぁ・・・」
私『お前はそんなこともわからないのか?いいかい。その時お前を助けてくれたのは
チャンのお母さんや、ママのお母さんなんだよ。』
息子「え゛ッ!だってもう死んじゃってるじゃん。それなのにどうやって助けるんだよぉ。」
私『いつもお前は仏壇にお線香をあげたり、お墓参りに行くとお墓を掃除したりしてんだろ。
おばあちゃん達はお前がしてくれることに感謝してるんじゃないか。
誰かに何かをしてもらうと、うれしくて何かをしなくちゃ。って思うだろ。
生きている人だって、死んじゃった人だって思うことは同じなんだよ。
お前がおばあちゃん達にしてあげたことが、おばあちゃん達はうれしくてうれしくて
お前が危ない目に遭った時、今度はおばあちゃんが何かしてあげたくなって
助けてくれたんじゃないかなぁ。』
私がその話をしている時、途中から息子の目が変わってきました。
全てを理解したような顔をしていました。
息子「なんだ。そういうことか。」
私『なッ!だからお前はスゴくもなんともないんだよ。でもお前のことはご先祖様が守って
くれてるんだよ。わかったのか?』
息子「いやでも俺は俺でスゴいよ。」
親が親なら子も子なのであります。。
いよいよKYOWAドリームフェアまで一週間を切りました。
こちらでも最後の告知をさせていただきます。
10月15日(土) 10:00―17:00
10月16日(日) 9:00―16:00
たくさんの皆様のご来場お待ちいたしております。