ずっとテレビ・ラジオでやっていますが、今年は戦後70年の節目の年です。
小生が子供のころは終戦の日が近くなると、「戦時中の東京はこうだった。
家の庭には防空壕があって。とか、子供達はどこそこに疎開したもんだ。」などと
明治生まれのおばあちゃんがよく話していました。
正直『また始まったよ』っとばかりにあまり聞いていませんでした。
今になって思うともっといろいろなことを聴いておけばよかった。と反省しています。
テレビで戦争番組を観ている時などは、息子や娘にあれこれ訊かれるのですが
ほとんどの質問にまともに応えてやれません。。
『今度じいちゃんに会ったら聞いてみぃ。』と逃げるのですがその
‘じいちゃん’も終戦時が3歳だったもんでほとんど記憶にないでしょう。
私『神風特攻隊の人たちは、飛行機に乗ったまま敵の軍艦等にぶつかっていったんだよ』
娘「乗ってた人はどうしたの?」
私『みんな死んじゃったよ。』
娘「じゃぁみんなガンバって死んじゃったんだねぇ。」
以前娘がまだ5歳の時にたまたまテレビで神風特攻隊の番組がやっていて
家族で観ていた時の会話です。そのとき娘が言った
「ガンバって死んだ」という言葉が印象的でずっと忘れられませんでした。
仕事柄墓地に行くと戦争で亡くなった方のお墓(奥津城)をよく目にします。
これだけ身近なところでも多くの方が戦争で犠牲になられたんだなぁ。と
つくづく思い知らされます。
今や‘戦争を知らない子供達’の子供達のそのまた子供達の世代になってきて
戦争というものが遠い昔の物語になってきています。
戦争を生き抜いたおじいちゃんおばあちゃんは子供や孫に伝えてほしいと思いますし、
子供や孫は聴ける機会があるならば是非教えてもらってください。
8月なのだから・・・